一年生になったばかりのユウくんは、今日はじめてるすばんをすることになりました。そこへふしぎなおばあさんがやってきて…。
小学一年生の頃だったでしょうか。自分で読んで「わ!おもしろい!」と大興奮し、母に読んで聞かせた記憶があります。
主人公の男の子が一人で留守番しているところへ謎のヤマネコが訪ねて来るのですが、ドア越しの二人のやりとりがユーモラスで。
ヤマネコがくれたチョコレートの種という不思議なモノ。それを植木鉢にまいて水をやったら、銀紙に包まれたチョコレートの実がなるんです。それはほっぺたが落ちるほどおいしくて。。
黒井健さんの挿絵のそのチョコレートの実があまりにも魅力的で、大人になってもずっと記憶に残っていました。
不思議で、夢のある良書です。
今は残念なことに廃盤となってしまったようですが、なぜこんなに楽しい本が廃盤になるのか解せません。
図書館でぜひお借りいただきたいなぁ、と思いレビュー書かせてもらいました。 (にゃごにゃご隊長さん 40代・ママ 男の子6歳)
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