日本民話。山の一軒家に住んでいる女の子。おとうさんとおかあさんが畑へ出かけたので、おやつの栗を食べては皮をいろりの灰の中にペッぺとはいて、寝てしまいましたが…昔からいろりは生活を支える大切な場所。いろりの精霊が怒って騒ぎ出し、目をさました女の子はたくさんの小人たちに囲まれ、狙われ、ふりはらったら今度は大きな手に掴まれて…
表紙に日本民話と書かれていたのですが、初めて読むお話でした。女の子が囲炉裏にごみを捨てたところ、囲炉裏の精が怒って、囲炉裏からいろいろな化け物が出て来るお話です。物を大切にする心を私たちに教えてくれます。小学生の読み聞かせボランティアをしていますが、「こわい話」というリクエストがたまにあるので、そうした時によさそうです。ただし、化け物の描写がちょっとこわいので、低学年や幼児への読み聞かせには注意が必要かもしれません。 (副部長林檎さん 40代・ママ 女の子9歳)
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