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空気に重さはある? 光は粒?それとも波? 偉大な発見が生まれた実験室をこっそりのぞこう。綿密な考証をもとに、実際の実験のようすを詳細なイラストで紹介し、発明や発見の瞬間を再現。科学の入り口にぴったりの絵本。
2020年刊行。紀元前のタレスさん〜現在の江崎玲於奈さんまで、空気や光、物質の研究をした有名な科学者を紹介する絵本。
原子や分子、科学の基礎知識もちりばめながら、漫画を見るようにわかりやすく工夫して、科学者の日常や、発見・研究したことが描かれている。
キュリー夫人の放射線の研究は有名だが、実際には夫のピエールと妻のキュリーの二人が協力し合って、いろんな実験を根気よく続けて研究していたことがわかる。
科学の知識がなくて、絵の中にある器具などが何に使われているのかもわからないが、「大変だった」ことはわかった。
そんな風にして、なんとなく雰囲気をつかんで、科学に慣れ親しむ絵本。
理屈はわからないし、文章で表現されるともっとちんぷんかんぷんだと思うが、絵で図解されると、なんとなくわかったような気持ちになるのが不思議だった。
絵を見るのが好きなら、科学が嫌いでも、カッコいいと思って読めると思う。科学に対する苦手意識がなくなるのでは?と期待。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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