アサガオ、ハス見物は、江戸の朝の粋な楽しみ! はじまりは「ケニゴシ」。花よりくすり これが変化アサガオだ! なぜアサガオはこんなに変化するのだろう? 丸咲きに、変化アサガオいろいろ 栽培ごよみ 育てかたの基本をおぼえて、さあ、タネをまこう! 6号鉢に植えかえたら、日あたりのいいところへ 摘芯は雨の日をさけて、行灯づくりにしよう さいてびっくり!いろんなアサガオがさくルール 子葉の中から、車咲き牡丹をさがせ! 変化アサガオの遺伝子をもった親木を保存しよう 手のひらにのる、小さなアサガオを育ててみよう 色水あそび、たたき染め、花をかざろう アサガオで押し花づくり
昔からつづく朝顔の作り方、見分け方などを特に懇切丁寧に紹介。奈良時代に中国からわたってきた朝顔は、最初は薬だった。それが鑑賞用になり、変わった珍しいものを求めていろいろに改良された。読者も自分で朝顔を栽培できるように、丁寧に育て方を図解。
挿絵も昔風の雰囲気を盛り上げている。
東京・入谷で毎年7月に開催される朝顔市。下町のお祭りで、いろんな朝顔が売られていて、屋台もたくさん出て賑わっている。私はこれが大好きで毎年必ず行ってくる。朝顔は小学校の時に一人1鉢栽培したが、それきりだった。朝顔市に行くようになってから、毎年朝顔をうちに置くようになった。
気を付けて手入れをしているとかなり長く楽しめる。花はどんどん出てくる。その様子を見ていると、なんだか愛おしくなる。でも、相手のことを良く知らないまま、適当に水をやっているだけだったので、改めて朝顔の初心者向けの本を読んで、基礎知識を得ようとした。
この絵本は、栽培方法、歴史、朝顔の楽しみ方がしっかりと書かれていて読み応えがある。大人でも、十分に楽しめ、実用書(入門書)としても活用できそうだ。
ただ、16分の1の確率でできる変化朝顔を楽しめる程うちには場所がない。それだけが残念だが、今度朝顔市に行く時には、この本のおかげでいままでよりももっといろんな楽しみが増える。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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