女の子が公園で遊んでいたら、ベンチの下に小さな子イヌがいました。 靴のにおいをかいで、すぐ隠れてしまったけれど、家に帰りついて後ろを見たら、あの子イヌが!
しっぽの先をけがしていたので、薬を塗ってあげて、おやつを一緒に食べたら、膝の上で寝てしまいました。 でも、子イヌは、ママが帰ってきたら、目を覚まして外へ逃げていってしまったのです。
それから雨が降りはじめ、女の子は子イヌのことが心配でたまりません。 次の日、雨の中を探しに行きますが、どこにも見つかりません。 子イヌはどこに行ってしまったのでしょう……。
『ちょっとだけ』(福音館書店)など、小さな子どもの目線をしっかりと捉えて作品を描く鈴木永子さん。この作品も、女の子のうれしい気持ち、不安な気持ち、悲しい気持ち、いろいろな感情が、読んでいる私たちにも胸がぎゅっとなるほど伝わってきます。
おはなしのラストでホッと笑顔が戻ってくる、優しい絵本です。
(絵本ナビ編集部)
女の子は公園のベンチの下で、子犬を見つけました。でも子犬はすぐにかくれてしまって。ところが、家についてみると、なんと子犬は女の子についてきていたのです。女の子はおやつをあげて、カラスにやられたらしいしっぽの手あてをして。なのに子犬は、どこかへいってしまいました。そのあと、子犬はもどってきたでしょうか。女の子と子犬のやさしさいっぱいのおはなしです。
懐かしい感じのするイラストに惹かれ、手に取りました。
少し小さめの、シンプルな絵本です。
懐かしいのはなんでだろう?と思ったら、子供たちが小さい時に大好きだった絵本「ちょっとだけ」のイラストを描いている方の作品でした。
小さい子供の何気ないしぐさや表情が、上手に描かれていて、温かい気持ちになります。
子供が小さい頃のことを、いろいろ思い出しました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
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