都市伝説だったはずの〈猫殺し13きっぷ〉は現実となり、五島野依は幼なじみの糸川音色とともに、古代遺跡のような、白く輝く街、オルネに飛ばされてしまう。オルネでは、子どもはみんな〈選択〉を受ける。野依と音色の〈やるべきこと〉とは、命すら奪われかねない過酷な儀式だった。音色を救うため、野依はカーという特別な地位を手にし、音色とかりそめの結婚をするが、平穏な日々は長く続かなかった。
講談社タイガとのコラボ作品。光と闇、過去と未来、表裏を織りなすふたつの物語が始まる――。YA! ENTERTAINMENTでは、もとの世界にもどるために、たたかいつづける五島野依の孤独な長い長い旅が、講談社タイガでは、「猫殺し13きっぷ」事件から6年後の、五島野依だけがいない世界が描かれる。過去と未来が同時に展開していく新感覚ファンタジー! YA! ENTERTAINMENTと講談社タイガ、双方の装画を手がけた岩本ゼロゴのイラストにも注目!
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