元大名若殿の直次郎と義賊お夏の黒猫二人は、今夜も江戸の闇をと跳ぶ!
「お御様御用」の刀を盗まれた首切り朝右衛門に頼まれ、黒猫の二人は刀の探索に…。 忍びや雑賀衆がうごめく中、人を惑わす妖刀はどこに?
新シリーズ第2弾!
黒猫の二人、元大名お世継ぎの直次郎と女義賊のお夏は、御用提灯から逃げおおせたはずが、捕方に見とがめられそうに。 そこに一人の浪人が現れ、捕方は一斉に退却、いったい誰なのか? 浪人は首切り役で名高いやま山田朝右衛門だった。 二人は朝右衛門から、盗まれた紀州家の「御様御用」の刀を探してほしいと頼まれる。 忍びや雑賀衆が蠢く中、二人は刀を見つけられるのか?
◆ 著者について 和久田正明 わくだ・まさあき 1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を数多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している。 主なシリーズに、「地獄耳」「十手婆 文句あるかい」(二見時代小説文庫)「はぐれ十左暗剣殺」「特命」(徳間時代小説文庫)、 「鎧月之介殺法帖」(コスミック・時代文庫)、「死なない男・同心野火陣内」「髪結の亭主」「昼行燈・布引左内影御用」(ハルキ文庫)、 「将軍の猫」(角川文庫)、「嵐を呼ぶ女」「決定版・八丁堀つむじ風」(光文社時代小説文庫)、「提灯奉行」「恋する仕立屋」(小学館文庫)などがある。
◆ 好評既刊 十手婆 文句あるかい 全 3 巻 地獄耳 全 5 巻 ( いずれも二見時代小説文庫 )
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