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森へ行きましょう

森へ行きましょう

著: 川上 弘美
出版社: 文藝春秋

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税込価格: ¥1,045

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作品情報

発行日: 2020年12月08日
ISBN: 9784167916077

576ページ

出版社からの紹介

1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。
パラレルワールドに生きるふたりの女性は、いたかもしれないもうひとりの「自分」。

進学、就職、恋愛、仕事か結婚か、子どもを産むか……
無数の分岐点に、騙し絵のようにかかわってくる同じ名を持つ恋人や友人。

昏い森に迷い込み、道を見失い、惑い、選びながら進んだ先にあるものは。
川上弘美、待望の傑作長編小説、ついに文庫化。

「いつかは通る道」は若いころは二本くらいしか種類がないと思っていた。
でも、全然そうではなかった。 ──ルツ(46歳)

森は永遠に続くと思っていたのに、たぶんそんなに長くない先に、
わたしは森から出なければならないだろう。 ──留津(50歳)

「いつかは通る道」を見失った世代の女性たち。
選ぶ、突き進む。後悔する。また選ぶ。
そのとき、選んだ道のすぐそばを歩いているのは、誰なのか──

「ああ、この小説の構造も森なのだ。
ヘンゼルとグレーテルみたいにその仕掛けを一つずつ拾いながら、
さああなたも森へ行きましょう」 浜田真理子 (解説より)

装幀は山口信博さん、装画・挿絵はミナ ペルホネンの皆川明さん。

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