その土地に適応した家づくりのひみつを知る
暑かったり、寒かったりすると、服を脱ぎ着して調節しますが、家も同じように、雨、風、雪、暑さ、寒さ、乾燥など、その土地の気候風土に合わせてさまざまなくふうがこらされてきました。逆に、その見事なくふうを見ると、その土地の気候風土がわかります。 そんな伝統的なすまいを日本と世界の各地域からピックアップ。ユニークな家を見るうちに、日本や世界の地理が楽しく学べます。 たとえば、日本では、
☆豪雪に負けない家 ☆洪水に備えた家 ☆台風をやりすごす家 ☆暑さを和らげる家
など、地方の気候に合わせた家のくふうを紹介。
また、世界では、
★分解して持ち運べる家(モンゴルなど) ★土の中に住む家(中国) ★植物でつくった浮島に住む(ペルー) ★屋根も壁も全部葉っぱの家(カメルーン) ★雪のブロックでできた家(カナダ) ★竹かごみたいな家(エチオピア)
などバラエティーに富んだ家があります。 気候風土に適した家を通すと、その土地のくらしに理解が深まり、もっと地理が好きになれます。
【編集担当からのおすすめ情報】 その土地にあるものを使い、気候風土に合わせた家を作り上げるくふうは、どの土地の家を見てもとても興味深く、見飽きないものがあります。残念ながら、伝統的な家は減ってきているようですが、いろいろな意味でエコだったりして、持続的発展という面からも学ぶことは多いと思います。でも、ただ見るだけでもユニークで面白いので、訪れたことのない土地の風土が想像され、自然と地理に親しめます。
「ドラえもん探究ワールドシリーズ」、面白いシリーズに思います。
今回は「世界の家」。
我が家の子供は家をテーマにした本が好きなので、とても興味を抱きそうに思いました。
それぞれの地形や風土で住む家もこんなにも違うことが学べる、ためになる1冊に思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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