ジョージーは小さなやさしいおばけ。 友だちのねこのハーマンと、ふくろうのオリバーと一緒に、ホイッティカーさんの家の屋根裏に住んでいます。
ホイッティカーさんの家から道をくだったところに、アイビスさんの家があって、そこにはマフィンという名の子犬がいました。 マフィンはこれまで一度も外に出してもらったことがありません。 アイビスさんは、マフィンが散歩に出かけたがっているなんて、思わなかったんですね。 マフィンは毎日玄関の前に座って、ドアが開くのを待っていました。 すると……アイビスさんがうたたねをしている間に、ドアを開けて散歩に連れ出しに来てくれたのは、なんとおばけのジョージーです!
うれしくてたまらないマフィンは、やがて日が暮れて、帰る時間になっても帰りたがらずにうさぎの穴に飛び込んでしまいます。 そしてマフィンは穴から出られなくなってしまい……!?
今回もジョージー、ハーマン、オリバーが連携プレーで大活躍! ジョージーの姿は、残念ながら人間の目には見えないので、ハーマンとオリバーの力が必要なのです。 無邪気な子犬のマフィンが引き起こす騒動ですが、最後は探しまわったアイビスさんと、互いに愛情を確かめ合い、めでたしめでたし。 心あたたまる、ジョージーとその仲間たちと、子犬のおはなしです。
小さなおばけのジョージーの、人間たちの目には見えない活躍が楽しめるこのシリーズ、他の本もぜひあわせてご覧くださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ジョージーは、ちいさなやさしいおばけです。 ジョージーが住むホイッティカーさんの家のご近所にアイビスさんの家がありました。その家の子犬マフィンは、いちどもさんぽに連れて行ってもらったことがなく、いつもドアの前に座って扉が開くのを待っていました。ある日、アイビスさんがうたたねしている間にジョージーがさんぽに連れ出したのですが…
人間や動物と一緒に暮らすかわいらしいおばけ、ジョージーのおはなしが好きで、シリーズで色々と読んでいます。
児童書タイプのお話が多いのですが、最近は、絵本タイプの短いお話が出ています。もっと小さい子から楽しめるようになったのですね。
こいぬのマフィンを散歩に連れ出してあげるジョージー。外に出れてうれしいマフィンは、テンションが上がって大変なことに。
ハプニングはあったものの、ジョージーのおかげで、犬には散歩が必要なことがわかって、結果オーライですね。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子11歳)
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