日本を代表するアートディレクター、原研哉。 1983年に日本デザインセンターに入社以来、30年以上にわたり日本のグラフィック業界を牽引してきた第一人者です。
無印良品のアートディレクション、蔦屋書店、GINZA SIXのVI、JAPAN HOUSEの総合プロデュースなど、その活動は多岐にわたり、今もその領域を世界を拠点に広げ続けています。 常に社会を広く深い視点から見据え、多角的な視点から物事の本質を見極め、デザインの可能性を追求している原は、多くの後輩たちの目標として最前線を走り続けています。
本書は、2019年7月刊行『デザインノートNo.86』が大好評につき、最新の仕事を約30ページ増補し書籍化しました。 さらにアップデートした原研哉の仕事の今を大公開します。
現在、原研哉がどんな活動し、どこに向かっているのかを探るため、密着取材を敢行。 また、全仕事を網羅して掲載する特別企画にて展開、原の仕事を全方向から見つめてみました。 デザインの可能性が満ち溢れた、全てのデザイナーの参考となる必読の一冊です。
■目次 第一章 移動への欲望とツーリズムの未来 第二章 無印良品のアートディレクション 第三章 HOUSE VISION―未来産業の交差点を見つめる 第四章 展覧会のキュレーション ――仮想と構想の編集 第五章 アイデンティフィケーション―見えない価値をかたちにする 第六章 本のデザイン ―情報の彫刻 第七章 海外活動とエデュケーション 第八章 気持ちいいのはなぜだろう―コロナを経た世界のアップデートに向けて
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