
若者バルテクのかわいがっていたアヒルが 大将の夕食に…!?
1972年ケイト・グリーナウェイ受賞作 ポーランドの山岳地方を舞台にした、昔話風の絵本
むかしポーランドの山の中に、 バルテクというまずしい若者が 1わのアヒルといっしょにくらしていました。 ともだちも家族もいないバルテクですが、 気のいいバルテクはアヒルといつもいっしょ。 村のみんなにはばかにされていましたが、 バルテクは、いつも、 アヒルのすきな水草やコケを集めていました。
ある日バルテクは、道端で干からびそうに なっていたカエルの王様をたすけ、 王様から、嵐を呼ぶことができる ふしぎな力をさずかりました。 さて、その帰り道、何千という兵隊が、 大将を先頭にやってきました。 そして大将は、今晩の夕飯に バルテクのアヒルを丸焼きにして食べたいと 言い出したのです。 そこでバルテクは、カエルの王様から授かった力を思い出して…? 1972年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞した、 昔話風の物語。
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