「お経って、なにを言っているんだろう?」 一度はそう思ったことがあるかもしれません。法事や葬式で、お坊さんが独特のリズムでお経を唱えてくれますが、聞いているだけではなにを言っているのかさっぱりわかりません。眠くなるばかりです。 「お経のことを少しでも知っていれば、興味がもてるのに」 本書は、そんな思いをもつ人のために書かれた本です。 お経は、ブッダ(釈迦)が説いた教えを記したものです。なかには難解なお経もありますが、ブッダの肉声に近い初期のお経を見ると、人生訓がわかりやすく示されていて、お経のイメージが変わるかもしれません。 お経の世界にふれることで、仏教の教えや儀式、宗派、仏像、お寺などへの興味が増すはずです。本書が、仏教をより深く理解する手助けになれば幸いです。
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