「子ども主体の保育」は、近年、保育の重要なテーマとして注目されています。では「園行事」はどうでしょうか。行事には、各園の歴史や保護者の期待といった要因もあり、子ども主体に移行することが難しい現状もあるようです。その一方で、園生活全体が新しい生活様式と共に行われるようになってきたなかで、従来型の行事からの転換を目指されている園も多くあると思われます。 本書では、園行事を「子ども主体」に変えてきた園の実践事例から、子ども主体の行事とはどのようなものか、どのようにしてそれを実現してこられたかを、「子どもが変わる/保護者が変わる/保育者が変わる」の3つの要素に注目しながら紹介します。これからの保育における行事を考えるうえで、多くのヒントが得られる一冊です。
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