名作30点を、原寸含む迫真の図版で再現
2016年の展覧会では39万4000人余りの観客を動員し、日本でも高い人気を誇る17世紀バロック絵画の巨匠カラヴァッジョ。しかし、日本ではなかなか実物を見る機会がないのも残念な事実です。本書は、多くのカラヴァッジョ愛好家のご要望にお応えして、「展覧会場で見るよりも鮮明に細部まで見える」と評判の「原寸美術館」シリーズの第7弾として刊行します。 《キリストの埋葬》を含め、初期から晩年までカラヴァッジョの名作30点を、原寸図版を含めた迫真の図版の数々(見開きページで最大A3サイズ、29.7×42.0cm)で再現。カラヴァッジョの魅力と偉大さに迫ります。カラヴァッジョ研究の第一人者として人気が高い宮下規久朗・神戸大学教授の監修・書き下ろし原稿による、本格的ながら初心者にもわかりやすく面白い解説で、名画を読み解きます。『世界美術大全集』や『西洋絵画の巨匠』などで培ってきた、カラヴァッジョ作品の再現に対する小学館のノウハウを集めた、決定版作品集ともなります。
【編集担当からのおすすめ情報】 ローマでの衝撃的なデビュー、一世を風靡した人気画家としての活躍、そして殺人者としての逃亡途中、死に至る直前まで名画を描き続けた「光と闇の天才無頼画家」カラヴァッジョ。 2000年以降、海外で開催された数々の大型展覧会の成果をもとに撮影されたデジタル画像を数多く使用し、既存の画集では再現できなかった細部まで克明に再現。ヨーロッパ絵画の歴史を一変させたカラヴァッジョの画業にいち早く注目し、数々の関連書籍を刊行してきた小学館ならではのノウハウを結晶させた、決定版作品集です。
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