キンポウゲって、毒があるっていうじゃない
七月半ばの日曜日。初夏の日差しが落ちる道をたどり、景介の向かう先にその家はあった。中学生になって入った美術部で、建物を描くという課題がだされた時、まっ先に浮かんだのが、木々と草花に囲まれて建つ、灰色の壁と緑の屋根の古めかしいその洋館だった。主の老女に招き入れられ、足を踏み入れた洋館で、景介は1人の可憐な少女に出会う。一目見たその時から、ゆりあと名乗ったその少女に景介は心引かれていくのだが……。
たかどのほうこさんの絵本は「つんつくせんせいシリーズ」「まあちゃんシリーズ」をはじめ、我が家の子供もたくさん呼んできたので、このたび児童書(しかも高学年向け)が出て、とっても嬉しく思います。
夏休みの1冊にもぴったりに思いました。
たかどのほうこワールドを感じる1冊ですね。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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