コロナが広がった世界。「ぼく」はどんな気持ちでどんな風に過ごしたのか。
この絵本が出版されたのは2020年の5月。5月6日までだった緊急事態宣言が31日まで延長されるなど、まさにコロナ禍真っ只中。 毎日家にいてつまらなそうにしている「ぼく」。息子も長い間保育園がお休みになり、「ぼく」のように暇を持て余していました。 私自身はと言うと、子どものお昼ごはんどうしよう、買い物どうしようなど、日々の生活の中に心配ごとがあふれていました。
読み進めていくうちに、よみがえってくる当時の記憶。大変な毎日だったはずなのに、すでに忘れかけていることにハッとしました。 コロナ禍が本当に過去の出来事となったとしても、大人も子どももたくさん我慢して過ごした日々、そうやってコロナと戦った日々があったことを、この先の未来にも伝えていきたいと思うのでした。
本文は、日本語と英語の両方で書かれており、世界中の子どもたちに読んでもらいたいという思いが感じられます。難しい英単語も少しありますが文法は易しいので、わからないところを親子で一緒に調べながら楽しめます。
(近野明日花 絵本ナビライター)
世界中の子供たちにとってとても大切なことが 書かれています。 コロナは私たちの生活を脅かしています。 なくそうコロナ! がんばろう!みんな!
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