みんななかよく。 よく言われる言葉ですが、子どもたちからどうして?と聞かれたら意外に困るのではないでしょうか?そんな時はこの絵本で、やさしく答えてみてはいかがでしょうか?
ぼくたちは ちきゅうに すんでいる。 きみも。 あなたも。 ねこも。
短いフレーズの詩と大らかな絵が、「みんなおなじ」の感覚を引き出してくれます。そして、題名にもなっている「みんなおなじつきをみている」から、「なかよく」へ。 塚本やすしさんの絵は、大胆な配色の人物像でインパクトがあります。でもずっと見ていているうちに、多様性をすっぽり受容しているような感覚になってくるのが不思議です。そうなれば、後半、「みんな」への共感がふくらんで、「なかよく」もすんなりと心に届きます。
人種差別をなくしたいと考えられた絵本で、英文も併記されています。小さなお子さん向けになかよし絵本としても、学校で人権絵本として取り上げるのもおすすすめです。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
人種差別をなくしたいと考えられた絵本になります。 世界中の子供に読んでもらいたい絵本、 同じ地球に住んでいる世界中の人々に読んでもらいたいです。
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