ともだちがほしい。 子どもたちにとっては、よくある願いです。そんな時、この作品でともだちってどうしたらできるか、考えてみませんか? 「もりのがっこう」に転校してきたばかりのおおかみのロウロウが主人公。おおかみであるばっかりに、なかなか仲間に入れてもらえないのが悩みです。 さて、もうすぐマラソン大会。きつねのツネたちの会話から、優勝すればみんなからソンケーされると聞いて、がぜん張り切るロウロウ。順調に走るロウロウは、先に走っていたツネが腹痛で倒れている姿に気づき、背中に乗せて走ることにしたのです。ところが、ゴール目前で、ツネを降ろした途端、意外な展開に。 実は、以前かあちゃんに「ともだちってどうしたらできるかな?」と相談して教えてもらったのが、なんと、遠吠えのけいこ。心がお月さまみたいに大きくなるからだそう。大会前にも後にも、ロウロウはけいこに励み、効果が表れたようです。意外な行動をしたツネも、ロウロウの心の大きさに、大切なことを学んだようです。 ロウロウの語りで物語が進むだけに、ロウロウの心の動きがダイレクトに伝わってきます。だからこそ、ラストの素敵な光景を見届けてほしいです。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
転校してきたばかりのオオカミのロウロウ。見かけがこわいせいでなかなかみんなの仲間に入れないでいます。そんなとき、マラソン大会がやってきました。走るのは大得意のロウロウは、優勝すればみんなと仲良くなれるのではと、はりきって参加しましたが、優勝はできませんでした。でも、なんと、ともだちができたのです!ロウロウのやさしさが伝わるおはなしです。
この本を読んで。。
昔々、小学校の高学年になって、ふと、友達ってなんだろうと考え始めたら。。親友と別れてしまいました。
急に、理屈っぽくなって大事な友達を失った思い出がよみがえりました。
理屈とか、偏見とか、バカらしいですよね。
子供達に、心のつながりが一番大事と伝えるために、おすすめの絵本だと思います。
ご近所の小学生に、無理やり読み聞かせしちゃいました??
絵が、素敵なのもおすすめです?? (よしこばぁちゃんさん 60代・じいじ・ばあば 男の子2歳、男の子0歳)
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