自分の子どもが自信のなさのために尻込みしたり、人生を十分に楽しめずにいたりするのを見るのは、つらいものです。自信を持てなくなることは誰にでもあり、私たちはみな自分なりの不安の種を持っていまが、我が子が同年代の子どもたちよりも自己不信に陥りやすいように見えるという方もあるかもしれません。
この本は、7歳から11歳の子どものために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズの第三弾で、認知行動療法に基づいた自信を築くための実践的ワークブックです。
この年代の子どもたちは多くの変化を経験し、こうした初めての、いくらか恐ろしくも感じられるさまざまな物事を前に、正面から取り組む自信が持てなくても不思議ではないのです。
本書で登場するおたすけモンスターは、自分に自信が持てない気弱なピップ。ピップといっしょに、自信とはどのようなもので、どうしたら育てられるかを学びます。楽しいアクティビティーを通して、さまざまな考え方を知ることで、自然と子どもたちが勇気を持って行動し、自信を育てていけるような仕掛けになっています。
自信とは、不確かな状況で行動を起こす力です。自信を育てるためには、本人が自ら決断し怖いと思うこともやらなければなりません。子どもたちが、自分に問題に対処する力が備わっていると思えるように、自分でペースを決めて本書のアクティビティーに取り組めるようにすることが大切です。自力でやり遂げたい子もいれば、ちょっとした助言や励ましを必要とする子もいるでしょう。
自信は、手軽に得られるようなものではなく、生涯にわたる習慣です。自信を育て始めるのに、遅すぎることなどありません。
小学生向けのマインドフルネス絵本に思います。
児童期の子育てをしていて、子供自身が自信と勇気を持つことってすごく大切だなぁと思わせられる昨今です。
心の強さで大概のことはクリアできるのかも知れません。
我が子にも心の強い人間になってほしいです。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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