おかあさんが一生懸命作ってくれたご飯を「これ…おいしくない…」って言ってごめんなさい。 おかあさんがいつもおそうじしてくれてるのに泥だらけの足で走り回ってごめんなさい。 ここに描かれるシーンはどれも、お子さんのいるご家庭にある日常です。そして、子どもの寝顔を見ながらするおかあさんの懺悔もまた、きっと思い当たる節があるはず。
普段はお互い心の中で思っていても、なかなか面と向かって言うことができない「ごめんなさい」のことば。その気持ちを、この絵本を親子で一緒に読むことで、子どもからおかあさんに、おかあさんから子どもに、何度でも伝えことができます。そして、一番伝えたい「あなたのことだいすきだよ」という言葉を代弁してくれるのです。
『おかあさんだいすきだよ』『おかあさんありがとう』に続く、みやにしたつやさんの「おかあさん」シリーズの3作目。これは、頑張るおかあさんのための、子育て応援絵本です。疲れたときや不安になったときは、ぜひこの絵本を開いて、リフレッシュしてくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
待望の「おかあさん」シリーズ第3弾! おかあさんに つたえたい ことが あるんだ それはね… 親子でいっしょに楽しめる子育て応援絵本
おかあさんがつくってくれたご飯を「おいしくない…」なんて言ったり、床を泥だらけの足で走り回ったり、いたずらばかりして、ごめんなさい。ううん、おかあさんのほうこそ、ごめんね。あなたはいい子、大切な宝物よ。
■□■作者・みやにしたつやさんのメッセージ■□■
僕は、イタズラ坊主だった。だから子どものころから母に悲しい思いをさせたり、つらい思いをさせたりしてきた。ほんとうに、母に何度「ごめんなさい」を言ったか、わからない。そして、その数と同じぐらい、いや、それ以上に母は僕を許し続けてくれた。そんな母が、この絵本『おかあさん ごめんなさい』を描いている時に亡くなった。今、母に言う言葉は「ごめんなさい」とそして、「愛しています」。 この本を、母と、世界中のお母さんに捧げます。
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