パンダくんがバス停にやってきました。バス停にはすでにおさかな、おばけ、さるが並んでいます。みんなでバスがやってくるのを待っていると、「つぎとまりますたこー」とバスがやってきました。それは水族館行きの「おさかなバス」?! バスの中は水槽のよう。タコが運転手で、中にはクラゲやサメが泳いでいます。そこに「ちゃぷん」とおさかなくんが乗り込みました。みんなびっくり! です。
また「うっほ!うっほ!つぎとまるでごんす」とバスがやってきました。今度はどんなバスでしょう?次々とやってくるヘンテコなバスたち。前のページがヒントになっているので、そこから次にやってくるバスを当てっこして楽しむことができます。
作者は絵本・紙芝居・作詞・あそびうたなど様々な創作活動を続ける藤本ともひこさん。「いただきバス」のシリーズ(すずき出版)や『バナーナ!』(講談社)など、小さい子向けの楽しい絵本をたくさん描く、大人気の作家さんです。今回も、ユーモラスなストーリーとカラフルでポップなイラストで楽しませてくれます。
パンダくんが待つバスはやってくるでしょうか?無事に目的地にたどり着けたかな?その答えはぜひ絵本で確認してください。そして、自分なりの不思議なバスを想像してみるのも、きっと楽しいですよ。
(出合聡美 絵本ナビライター)
パンダくんがバスを待っていると、へんてこなバスが次から次へとやってくる。おさかなバス?!にんじゃバス!?って何!? やってくるバスのヒントの場面で、親子で「なんのバスかな?」って話したり、考えたりして楽しんでから、めくってください。思ってたバスがやってくるかしら。遊べる絵本です。
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