消防士が消防車に乗っているのを見かけることはありますが、消防署内での様子を見る機会はなかなかありません。そんな普段の様子を知ることができるのが『かっこいいな しょうぼうし』です。たくさんの写真と共に消防士の1日が詳しく紹介されています。
消防士の朝は、消防車の前に集まってあいさつをすることから始まります。そしてそのメンバーが次の日の朝まで仕事をします。夜になったら終わり、ではないのです。 朝のあいさつの後も消防車の点検や訓練など、やることがいっぱい。こんなにたくさんの備えをしているからこそ、いざと言うときに迅速な対応ができるんですね。
気になる消防署の中は、見開きのイラストで紹介されています。ホースを干すためのホースタワーや訓練室など、アスレチックのように見える消防署ならではの設備に、子どもは「楽しそう」とつぶやいていました。その気持ち、わかります。私も子どもの頃、2階から1階へ降りるための滑り棒を見て「消防署って遊具があるんだ!」とワクワクしたものでした。
みんなの安全を守ってくれる消防士は、やっぱり今も昔も憧れの職業です。普段からしっかりと準備してくれていることへの感謝の気持ちが合わさって、読む前と読んだ後とでは、子どもたちの「消防士ってかっこいい」の一言に込められた気持ちがグッと変わってくるのではないでしょうか。
(近野明日花 絵本ナビライター)
火事の現場で活躍する消防士ですが、火事のないときは何をしているのでしょう。人々の暮らしを守るためには、日ごろの準備こそが大切なのです。本書では、火災時の消火活動の様子を紹介するとともに、訓練や点検整備など消防署内での仕事を一日の時間を追って見ていきます。社会に目が向き防災の意識も高まる写真絵本です。
「しぜんにタッチ!」シリーズは、きれいな写真がたくさん楽しめるので、気に入っていろいろと読んでいます。
こちらでは、消防士のさまざまなお仕事を、たくさんの写真でわかりやすく教えてくれます。
救急隊員、レンジャー隊員、水上消防隊員、航空救助隊員などなど、仕事や役割によって、いろいろな消防士がいるということもわかります。
やはり写真というのは、一目瞭然ですね。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
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