「はるって、 なーんか むずむず するね。」 こんなくまくんの言葉で、きつねくんとりすちゃんと一緒に、お弁当を持ってきらきらのはらに行くことになった3人。そんな会話を聞いていた、くまとうさんはお弁当作りを引き受けます。
そのお弁当とは、なんと、「かくれんぼべんとう」。「どこに あるか、みつけて ごらん」ということで、3人は渡された手紙をもとに、お弁当探しに出かけます。手紙に書かれたヒントを頼りにその場所に行くと、また手紙が!? そしてついに、お弁当を見つけますが、実はそこにも秘密があるのです。
お弁当をもっておでかけするだけでも気分はウキウキ、さらにお弁当を探すミッションが加わり、ワクワクドキドキがとまりません。 手紙に書かれたヒントに、みんなで知恵を出し合って。ちょっぴり怖そうな「ゆらゆらばし」や「ひそひそばやし」も、勇気を出せばくぐり抜けられそう。そしてついに手に入れた「かくれんぼべんとう」の中身は!? ちょっと意外だなと思ったら、なんとそこにも「かくれんぼ」が!
子どもたちの遊びをより楽しくしてくれたお父さんの遊び心を感じながら、春らしいピクニック気分を存分に楽しんでみませんか?
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
くまくんたちが野原へ持っていくお弁当をくまくんのお父さんが作ってくれました。でも、お父さんが渡してくれたのは、お弁当の隠し場所が書いてある手紙でした。手紙のとおりに探しに行くと、そこにあったのはまた手紙……。
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