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食うもの食われるもの、スリルに満ちあふれている野原ーー小さなありんこたちが毎日届けるいのちの讃歌がスケール大きく描かれます。
面白い作品を見つけてしまいました。
なるほど、こんな「ありんこ軍団」がいたらすごいし、コワイそうです。
ありんこたちの登場の仕方にすごくインパクトありました。
市川さん(作者)も、よくこんな情景を思いついたな〜と、笑っちゃいました。
のんびり屋さんの牛も、気の早いイノシシもいい味出してました。
(結局この2匹は物語の進行役みたいで要所要所に登場してます)
この世界の面白さに広がり見せてくれたのは、高畠那生さんのイラストが大きそうです。
形は幼年童話のような子ども向けの作品ですが、実は奥の深い哲学書である気がするのは、私だけでしょうか?
深読みしなければ、小学校の2年生くらいから読めそうです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子17歳)
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