そこに助けを呼ぶ声あれば、世界の果てでも聞き逃さない。 超能力のすごい耳、平和を愛する正義の心。 だれかの命を守るためなら、どんなものでも盗み出す。 その名も、大どろぼうジャム・パン!
こんどの事件は誘拐!? 地球の支配をもくろむスーパースパコンMからの挑戦で、助けを求める声を頼りに、被害者を助けにいくことに。
ジャム・パンの耳をもってすれば、そんなのカンタン、朝メシ前! ……だと、思ったのに?
大どろぼうジャム・パンをはじめ、相棒マリリン、けいしそうかんのやまだごんろくなど、おなじみのキャラクターが活躍する「大どろぼう ジャム・パン」シリーズ第5弾。
今度の事件は、ジャム・パン最大の試練!? スーパースパコンMの策略により、ジャム・パンは自慢の耳が使えなくなってしまいます。
超能力の耳がなくては、さすがのジャム・パンもお手上げ。制限時間が迫るなか、被害者の居場所の手がかりさえつかめず、ついには何もできない自分への怒りで冷静さを失ったジャム・パンは、めちゃくちゃに町を走り回ります。
ところがそのとき、ジャム・パンもスーパースパコンMも予想できないことが! 超能力の耳を封じられたジャム・パンは、果たしておじいさんを助けることはできるのか!?
イチバンの武器を失うピンチと刻々と迫るタイムリミットで、ページをめくる手に汗握るハラハラの一冊です。
(堀井拓馬 小説家)
大慌てでジャム・パンの事務所のたずねてきた、警視総監。警視総監は、赤いスーツが似合うおじいさんが誘拐されたとジャム・パンに伝えた。警視総監がジャム・パンに渡した封筒には、スーパー・スパコンMからの挑戦状が入っていた。 おじいさんを救出するための時間はわずか2時間。おじいさんの監禁されている場所をさがそうにも、ジャム・パンの超能力の耳の力も、スーパー・スパコンMの音の妨害で、全く役に立たなかった。町中のどこを探しても、おじいさんの行方が分からないジャム・パン。刻一刻と、おじいさんを救出する時間が少なくなってくる。 ジャム・パンは、おじいさんを無事救出できるのか?
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