こぶな書店とヒマールによる共同出版レーベル「ヒマッコブックス」第1弾。
花子さんが、A小学校に転校してきた。 ヨゲンジュウたちを連れて……!
アマビエだけじゃない! ヨゲンジュウ(予言獣)を知っていますか? 『学校の怪談』シリーズで「花子さん」を描き続けてきた楢喜八による、初のミニ絵本。 あの花子さんがヨゲンジュウたちを連れて帰ってきました! みんなを疫病から守ろうと、あの手この手で姿を見てもらおうとするヨゲンジュウたち。
長引くコロナ禍で、たくさんのできないことや、たくさんの決まりごとを受け入れて学校生活を送っている子どもたち。 制限と制約の多い毎日に、せめて、のびのびと空想して少しでもたのしく過ごしてもらえたら……。 そう考え、楢喜八さんが描く花子さんにお願いして、おなじみアマビエをはじめとするヨゲンジュウたちを学校へ連れて来てもらおう!と思い立ち、お守りになるような絵本をつくりたいと企画しました。
正体不明、でも、なんだかかわいいヨゲンジュウたち。 ちょっと怖くて、どこかユーモラス、隅から隅まで何度も見ずにはいられない、楢喜八ならではの絵の世界が小さな一冊に広がります。
花子さんに初めて出会う子どもたちにも、子ども時代を花子さんと過ごした世代にも、いつもそばに置いて繰り返しおたのしみいただけることを願っています。
協力:常光徹(国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授)
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