野原が大好きなのはらおばさんは、子どもたちを集めてお散歩をしようと思いつきます。ルールは、知っている植物を見つけたら、それについて話すこと。おもしろそうだと集まった子どもたちと、近所に住むのんちゃんも一緒に、さあ出発!
すずめのかたびら、からすのえんどう、ねこじゃらし。意外にも、動物の名前が入っている植物がたくさん登場します。いろいろな呼び方、遊び方、名前の由来などなど、子どもたちが披露する豆ちしきは大人もたくさん学べる内容で、仕入れたら誰かに教えてあげたくなっちゃいます。
お待ちかねのお弁当タイムでは、ちょっとしたミステリーが起きるので、いっしょになぞときをしてみましょう。ヒントは、集まった子どもたちの名前と披露した豆ちしき。わからなかったら、すぐにパラパラっと前のページに戻って読み直すのがおすすめです。
いつの間にか不思議ワールドに迷い込む、たかどのほうこさんの人気シリーズ「のはらクラブ」の新装版。こちらは、おばさんとのんちゃんと七人の女の子が出会った最初のお話です。同じく新装版となった冬のお話『白いのはらのこどもたち』も合わせてお楽しみくださいね。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
人気シリーズの春のお話。のはらおばさんは、みんなで野原を歩きながら花や草の話をしましょうと、ポスターでよびかけました。集まったのはのんちゃんと七人の不思議な女の子たち。草花にくわしい女の子のたちの正体とは?
編集者コメント 2000年から2004年にかけて刊行された自然観察を楽しむ絵童話「のはらクラブシリーズ」の新装版。一部加筆し、著者あとがきを入れ、表紙を変えてリニューアル。四季のお話それぞれに4冊。本書はおばさんとのんちゃんと七人の女の子が出会った最初のお話です。春の野を歩く楽しさがあふれています。
我が家の小学校高学年の娘が、中学年の頃よく図書館でこちらのシリーズを読んでいました。
たかどのほうこさんの本は、「まあちゃんしりーず」「つんつくせんせいシリーズ」など絵本を幼児期から読んできたので、やっぱり好きなようです。
こちらは幼年童話といっていいかもですね。
四季を感じる内容もとてもいいです。
絵本の次にぜひ!! (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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