「この世界の生活は、月にとっては一つのおとぎ話にすぎません」 ひとりぼっちの若い絵かきのもとへ、夜ごと友だちの月が訪れて、空から見たことを聞かせます。月のまなざしが照らしだすのは、悲哀に満ちた地上の人びとの風景。旅を愛したアンデルセンの詩情あふれる名作を、絵本作家・松村真依子の柔らかな水彩絵で贈ります。
美しく、どこか癒しも感じる水彩絵も印象的な児童書です。
アンデルセン童話を楽しめる1冊となっています。
小さいお子さん向きというよりは、小学校高学年以上のお子さん向けかも知れません。
大人が読むのにもぴったりに思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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