繊細でやさしく、チャーミングな世界を紡ぎ出す画家、さかたきよこ。絵本『金の鳥』(ブルガリア昔話、文・百田坂洋子、BL 出版)でブラチスラバ世界絵本原画展出品、第25 回日本絵本賞を受賞した、注目の作家です。 彼女が温めてきた「まあるいほし」をめぐる物語。小さな星が大きな宇宙を幾千年、幾億年旅した長い長い お話は、切なくて愛おしく、そしてちょっぴり奇妙な世界です。 ピンクの布の継背、リボンのスピン、箔押しのタイトル、銀で刷られた見返しの星たち、原画を究極まで再現した印刷。サイトヲヒデユキによるブックデザインとアイワードの印刷で、本書は「まあるいほし」のように、長い時間を経ても味わいの出る、小さな宝物のような絵本になりました。
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