タイ、沖縄、韓国、寒川(神奈川)、大久野島(広島)―― あの戦争で「加害」と「被害」の交差点となった温泉や銭湯を各地に訪ねた二人旅。
ジャングルのせせらぎ露天風呂にお寺の寸胴風呂、沖縄最後の銭湯にチムジルバンや無人島の大浴場……。 至福の時間が流れる癒しのむこう側には、しかし、かつて日本が遺した戦争の爪痕と多くの人が苦しんだ過酷な歴史が横たわっていた。
■タイ…………ジャングル風呂と旧泰緬鉄道 ■沖縄…………日本最南端の「ユーフルヤ―」 ■韓国…………沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人 ■寒川…………引揚者たちの銭湯と秘密の工場 ■大久野島……「うさぎの島」の毒ガス兵器
嗚呼、風呂をたずねて四千里――風呂から覗いた近現代史
銭湯で出会った交流から、戦争について語られているお話です。
銭湯というリラックスした場所から、まさか戦争の話に、どこか斬新にも感じましたが、人間というのは体も心もほぐれた状態で、ふと何か語りたくなるものなのかも知れませんね。
戦争とは決して昔のことではなく、今現在も世界のどこかの国で起こっていて、その傷跡は何年も何十年も続いてしまう。
もう一度、戦争について世界中の人々が真剣に考え向き合わないといけないと思いました・・・が、考え方も価値観もみんなそれぞれで難しい・・・だから歴史は繰り返されてしまうのでしょうか・・・涙 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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