5歳から読める「命の守り方」の絵本「ぼうさい」に続き、今作は「ぼうはん」がテーマ。
ひとりで ずっと そとにいるのは きけんだと おぼえよう るすばん中に 人が きても ドアを あけないように しよう
という風に、犯罪から子どもたちを守るために子ども自身に身につけてほしい、具体的な「ぼうはんおまもりルール」35個が登場します。ルールは1ページにひとつ。気を付けてほしいシチュエーションのイラストに、解説と対策がわかりやすい言葉で書かれているので、実践しやすいのがポイントです。
準備のルールは15個。防犯グッズの携帯、危ない場所のチェック、大声で拒否することなど、お家で練習できることも多いので、ぜひ絵本を読んで親子で練習してみましょう。知識として覚えることも大事ですが、それだけでは、いざ危険に陥ったときにパニックになって動けないこともあります。実際にやってみて体で覚えることも、「ぼうはん」では大切なことなのです。
次に紹介されているのが、家、道路、電車、遊園地、海や山など、場所ごとにまとめた行動のルール20個。現代では必須知識ともいえる、SNSやインターネット犯罪もちゃんと入っています。また巻末には、自分を守る動き方や声掛けに対する問答集、安全教育の合言葉が掲載されており、一冊丸ごと、親子でたっぷり使える充実の内容です。
お留守番、お出かけの機会が増える長期休みのときはもちろんのこと、小学校入学のタイミングや不審者情報が出たときなど、折に触れて「ぼうはん」について考え、自分を守る力を身につけていきましょう。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
★★今、すべての子どもたちに手渡したい★★ ★★5歳から読めて長く使える防犯の絵本★★ 危険に気づき、乗りこえ、自分の命を守るための35個の防犯ルールを絵本感覚で楽しく教えられる本です。防犯に対する心構えや、実際にこわいことやあぶないこと(犯罪)が起きたときにとるべき行動をやさしいイラストでまとめています。すごろく風ルールチェックリストや、いざというとき身を守る動き方、不審な声かけに対する答え方など、保護者にとってもためになる情報も掲載。
●●本書の3つのポイント●● ★その1★ 子どもが覚えやすい35の防犯ルールを掲載 NPO法人体験型安全教育支援機構の代表理事で、『ひるまえほっと 』『すくすく子育て』などに出演する清永奈穂氏の監修のもと、イラストをメインに「防犯」のルールをわかりやすくまとめています。あやしい人、あぶない人などのイラストも、多様性を意識した、子どもがこわがりすぎない絵柄で、最後まで読める内容にしています。親しみやすいイラストは、サイゼリヤキッズメニュー間違い探しでおなじみのthe rocket gold star氏。 ★その2★ 子どもが「いる場所」別の解説でわかりやすい こわいことやあぶないこと(犯罪)が起きたときにどのように行動すべきかをまとめたルールでは、家の中や家の近く、通学路、道路、駅、デパート、遊園地、山や海、外国など、場所ごとにルールをまとめています。最近頻発するネット犯罪に対応できるルールも掲載。子どもが実際の場面をイメージしながら読みすすめられる、より実践的で、わかりやすい構成になっています。 ★その3★ 命を守る動き方、不審な声かけに対する答え方リストつき あぶない目にあったときに命を守るための動き方、あやしい人が不審な声かけをしてきたときの答え方をまとめたイラストつきリストなど、子どもだけでなく大人が読んでもためになる情報が満載。そのほかにも、すごろく風ルールチェックリスト、防犯対策を覚えるための合言葉なども収録。
|