140億年前の宇宙誕生からはじまり、2022年地球のイマ、ココまでをつなぐ歴史のうねり。そして、この先につながる、はるかな未来を示す羅針盤。これは、宇宙と地球とで脈々とつむがれた、壮大な人類史を描いた歴史の大図鑑です!
「本書の冒険の旅を通じて、私たちは 太古の昔から現代までたどりついた時空のなかにいるのだと、理解することができます。川の流れに みちびかれ、その勢いに押されながら、私たちは前へ前へと進んでいます。」
本書では、歴史を川にたとえ、時間の流れをラインとして捉えています。その始点は、ビッグバンによる宇宙誕生。 ラインを辿りながら、ダイナミックなイラストをたどっていくと、恐竜の時代がはじまります。やがて先史時代が幕をあけ、猿が人類に進化! そして、メソポタミア文明、古代エジプト、オスマン帝国──古代に興ったさまざまな文明の歴史を、個別に振り返っていきます。 時代は中世に入り、大航海時代やルネサンス、二度の世界大戦などを経ながら、コロナウイルスの世界的パンデミックに至るまでを俯瞰する、壮大な歴史の旅!
古代エジプトの壁画に描かれた、大王たちの戦いの歴史。万里の長城を辿りながらつむがれる、中国4000年。世界地図に描かれた航路をなぞる、大航海時代の冒険! 見開きの1ページ1ページが、それぞれの時代やその中心となる文化、出来事をあしらったオシャレなデザインになっていて、イラストをながめているだけで楽しめるのも、大きな魅力です。 とはいえ、要点を抑えつつ易しい文章でつづられ、それでいて大人の要求にも応える豊富な情報量を備えた本書は、人類史を学び、歴史の大勢を捉えるための最初の一冊として、幅広い層の読者におすすめできます。
本書が人類史の本としてさらに特徴的なのは、後半。 「テーマから見る歴史」と題して、文学、スポーツ、音楽、映画などの一分野に焦点を当てて、その興りから現代までが描かれている点です。
ダーウィンが進化論を発表したのと同じころ、物理学者によりカラー写真が発明され、プラスチック素材が誕生し、芸術界では光と影の対比に着目した絵画手法が花開き、ロンドンでは世界初の地下鉄が開通しました。同じ年代を様々なジャンルで切り取って横断的にながめてみることで、その背景にある時代の雰囲気を、より体感的に知ることができるのが、本書ならではのおもしろい読書体験でした。
大図鑑の名に恥じない圧倒的ボリュームと、理解を助ける見た目にも楽しいオシャレなイラストの数々で、読者を歴史の深淵な世界に誘う人類史入門の決定版です。
(堀井拓馬 小説家)
宇宙の誕生からはじまる私たちの歴史。 地球ができて、生命が生まれ、 恐竜の時代が訪れます。 そして長い長い先史時代ののち、 やがて文字が発明されると、 人類は歴史を記録していくようになります。
始点は宇宙の起源で、 そこからさまざまな時代が展開して現代までたどりつき、 誰も知ることができない未来へと向かうのです。
時空のラインが示唆してくれる、 私たちがいま立っている場所。 「これまで」と「いま」と「これから」の秘密は、 大胆に、繊細に、 この時空の旅が教えてくれます!
<特長> ◆地球と人類の歴史が、圧倒的に楽しい40枚のイラストで俯瞰できる。 ダイナミックな観音開きの仕掛けあり! ◆時空の概念と歴史の大きなうねり、そして人類の偉大な足跡が、この一冊に。 ・宇宙の誕生から恐竜の時代まで、古代の文明から2つの大きな戦争まで。 ・文学、スポーツ、輸送、発明、建築、絵画と彫刻、音楽、科学、写真と映画の歴史など。
これは、興味があればとてもためになり学びになる1冊に思いました。
歴史図鑑としても面白いでしょう。
小学生の我が子に贈りたいですが、読み応えがある分、興味がなければ読むにはハードルは高くも思います。
世界的な歴史に興味を抱いた時が与え時かも知れません。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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