<新刊モニターの感想> ・『たんぽぽ ぽぽぽ』は人生を語る。 60編の短い詩に、人生の悲喜こもごもが詰まっています。 楽しい詩、シリアスな詩、言葉遊び、一度読んだだけではよくわからない詩もあります。 気軽に手に取れて笑えるページを見つけることもできます。 一つ一つの詩がとても短いのです。 周囲へのやさしいまなざしを感じます。 「何かあっても、とりあえず生きていこうよ」と言われているように感じます。 私も見たまま、感じたままを詩にしたくなりました。 (リオ)
<新刊モニターの感想> 『ツバメ』 P40 縦書きでのみ成立する愉快な詩。 記号で五わのツバメのひなを表現する内田麟太郎さんの発想の柔軟さに敬服します。 『とりあえず』 P100 脱力感のある言い回しに色々あってもとりあえず生きよう と思わされる。これは作家独自の力強いエールだ。 『こえ』 P118 相手の悲しみに寄り添い、声にならない声を感じようとするぼく。 そこに在る真実のやさしさが心に沁みます。 『かけてくる』 P122 駆けてくる子にみんなが良い顔になるのは、希望を感じるから。 子どもは希望。子どもは未来。みんなの宝物。 (まあみ)
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