人間ってなんだろう? 「うたがう力」を育てる18の対話
「少数派の人たちがいじめられるのはなぜ?」「50年後、人間に残る仕事は何?」「人間よりかしこい生き物はいるの?」――NHKラジオ「子ども科学電話相談」に寄せられた「人間にまつわるギモン」に、各分野の専門家は何を答え、どう問いかけたか。自分を見つめ、やわらかな思考力を育む、親子で楽しめる1冊。
●回答者の先生 動物の先生 小菅正夫(札幌市円山動物園参与) 動物の先生 成島悦雄(元・井の頭自然文化園園長/獣医師) 昆虫の先生 久留飛克明(非営利団体 昆虫科学教育館館長) 昆虫の先生 丸山宗利(九州大学総合研究博物館 准教授) 天文・宇宙の先生 永田美絵(コスモプラネタリウム渋谷 チーフ解説員) 科学の先生 藤田貢崇先生(法政大学 教授) 心・体の先生 大日向雅美先生(恵泉女学園大学 学長) 心・体の先生 篠原菊紀先生(公立諏訪東京理科大学 教授) プログラミングの先生 岡嶋裕史先生(中央大学国際情報学部 教授/学部長補佐) ロボット・AIの先生 坂本真樹先生(電気通信大学 副学長) ロボット・AIの先生 高橋智隆先生(ロボットクリエーター、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長)
各質問が「知らなかった(マンガ)→先生の話(子どもとの対話)→先生のみかた(まとめ)」の流れになっていて、とても読みやすかったです。
大事なところの文章が「太字+蛍光ペンの線」になっていて、パッと開いた時に目に入りやすいのがいいと思いました。
読書が好きでない子もそこだけ見ていけば「本を読めた!」と自信がつきそうです。
大人が読んでも「知らなかった」「なるほど、そうか」がたくさんありました。「コンピュータでは『宇宙の色は○○と出た』」というのは私にも驚きでした。
「生きるために生きる」、深いです。でもなぜそう考えるかも先生はきちんと説明しています。
「ウソ」については、先生の回答もいわゆる「大人が子どもにわからせようとする建前」でなかったのがよかったです。 (よし99さん 50代・じいじ・ばあば 女の子0歳)
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