「通学のバスの中で見かけるあの人みたいになりたい……」 奈鶴(なつる)はバスで席を譲る律(りつ)の姿を見て名前も知らな律のことが気になりはじめる。 一方、律は自分が落ちた中学の制服を着た奈鶴のことを少し目障りに感じている。奈鶴と律はバスの中で見たお互いの姿をきっかけに大切なことに気がつきはじめる。 男女ふたりの視点で描かれる、一歩前に踏み出す勇気をくれる青春成長ストーリー。 バスを降りたふたりは、新たな一歩を踏み出す。 【目次】 1 side:奈鶴 七時三十六分発、駅西口行き/2 side:律 居場所はここじゃない/3 side:奈鶴 絵の中の鳥/4 side:律 こだわっていたのは/5 side:奈鶴 初めての眼鏡/6 side:律 中庭のふたり/7 side:奈鶴 あのひとみたいに/8 side:律 たとえばそういうことだって
学生時代って、毎日同じ時刻のバスや電車に乗るのが日課になりますよね。
そこで見かける気になる人。
いいですねーどきどき(笑)。
運命の出会いとはこういう始まりもあるのかもですね。
そういう私も高校時代、電車で見かける気になる人いました。
でも見るだけで終わりましたが(笑)。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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