明治〜昭和にかけて物理学者として活躍する一方、文筆家としても優れたエッセイを数多く残した寺田寅彦。 彼の作品は海の波や茶碗の湯気、電車の混雑など身近なものをていねいに観察することで、科学の楽しさが伝わってくるような内容になっています。 また、寺田寅彦は関東大震災を経験し、地震や防災にまつわるエッセイも多く残しました。
読むと科学がグッと身近に感じられる! 何世代にもわたって愛される科学エッセイを初の学習まんが化!!
▼『ぼくらの七日間戦争』宗田理先生推薦! 「未来の見えない時代こそ、常識を超えた発想が必要だ。そのヒントがこの本にある。」
寺田虎彦さんという先生と話しながら、自然の不思議について考えていきます。
何故そうなるのか、という説明も載っていますが、この本での主眼は、理科の不思議の探究というよりは、「不思議」についてどのように考えていけばよいか、どんな姿勢で取り組んでいくとよいのか、という、考え方の姿勢について語られているように思います。
頭が良いなら良いなりに、頭が悪いなら悪いなりに、物事への取り組み方がある・・・ そういう先生の考えが、優しく伝わってきます。 (hime59153さん 50代・ママ 男の子11歳)
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