国語や古文、現代国語、あるいは百人一首などでも昔の人の和歌・短歌・俳句に触れる機会があります。それぞれの歌にはさまざまな感情や情景が読まれていますが、読んでいる歌人・俳人はどのような人生を過ごしていたのでしょうか。
本書では中学・高校での和歌・俳句の授業で扱われる歌人・俳人65人を各4ページで取り上げ、時系列ごとに並べて、生涯と作品の傾向、代表的な歌集、文学史的な歴史的背景、おもな和歌の歌意と鑑賞を解説します。彼ら彼女らが興味を持っていたこと、取りくんでいたこと、さらには身近な人との関係などのほほえましいエピソードをできるだけ盛り込みました。その前段として第1部では詩歌の基本要素をおさらいするとともに、万葉集から近現代までの流れを説明いたしました。
和歌俳句を一歩踏み込んで味わいたい方、歌人俳人の人生に興味のある方、歴史に興味のある方にもぜひおすすめめしたい1冊です。
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