ウクライナの人々が大切にしてきたすばらしい美術と文化
9〜13世紀にキーウを中心に繁栄し最盛期はヨーロッパ最大の領土を誇った大国キエフ〔キーウ〕・ルーシ、14〜16世紀のウクライナ・コサックの活躍、17世紀以降はロシア帝国やソヴィエト連邦、近隣諸国の支配を受けながらも独自の文化を守りつづけてきた国、ウクライナ。さまざまな民族が交わって共存し独自の文化や芸術が育まれました。キエフ〔キーウ〕・ルーシ時代の正教会建築やイコン(聖像画)美術、帝政ロシア期の美術、美術におけるウクライナ民族主義の高まり、20世紀初頭の〈ウクライナ・アヴァンギャルド〉…歴史や都市物語、文学をまじえた豊富な解説、多彩な図版とともに、豊饒なウクライナ美術の世界をたどります。
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