本と街を歩いて辿った作家の〈上京&東京〉物語。佐藤泰志、庄野潤三から松任谷由実まで。草野心平を増補収録。挿絵と巻末エッセイ・牧野伊三夫
佐藤泰志、庄野潤三、開高健、草野心平、富岡多惠子、出久根達郎、司修、石田波郷、藤子不二雄?、松任谷由実、友部正人──小説家から漫画家、音楽家まで、あの人の「上京&東京」物語。様々な理由で東京を目指し、そこで作品を残してきた作家たち。彼らの足跡を作品とともに著者自らの足で東京の街をめぐりながら〈上京〉という視点で読み解く岡崎流文学案内の第2弾。挿絵・解説 牧野伊三夫。
【目次】 佐藤泰志 報われぬ東京 出久根達郎の月島 庄野潤三 石神井、そして生田 司修の赤羽モンマルトル 開高健を包み込まなかった東京 藤子不二雄? まんが道とトキワ荘 友部正人 一九七一年・阿佐ヶ谷・一本道 石田波郷 砂町・清瀬 見るべきものを見る俳人 富岡多惠子 一九六〇年新宿 明日をも知れぬ二人 松任谷由実 川を二本越えたら自分に戻る八王子 草野心平 人生いたるところ火の車あり これが私の東京物語 岡崎武志 あとがき ちくま文庫版あとがき 岡崎さんの話、僕の上京 牧野伊三夫
|