「聴く」ことは最強のストローク! あらためて傾聴と受容を見直そう!! 対人援助の仕事は、相談からスタート。 問題や状況を知るために、まずは相手の話をよく聴くことが必要となります。 つまり傾聴は、対人援助職にとって基本中のきほん。 「いまさら傾聴?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、傾聴というのは実は大変に難しく、できている人は少ないといわれる技術。 また、ただ「聴く」だけでもだめで、相手の言葉をどう受けとめているかも大事。 わかっている”フリ”は、相手に正しく伝わります。 相手をどう受容し、どう聴いているか。 「できているつもり」「やっているつもり」になっていませんか。 本書では、まずは「基本編」で傾聴の力と受容の力を見直します。 次に4段階の「実践編」と演習を経て、傾聴と受容のテクニックを確実に習得できるようまとめています。 本書で受容するための傾聴を身につけていただき、現場でのラポール形成に役立ててください。 ■■■本書のポイント■■■ ・心理学をベースとした傾聴・受容の技術をやさしく解説 ・心理学用語からも引ける ・チェックリストや演習用ワークシートもご用意 ・ワークシートはWebにてダウンロード提供 ■■■本書の構成■■■ 第1章【基本編】聴く力〈傾聴とは〉 第2章【基本編】受けとめる力〈受容とは〉 第3章【実践編】聴く準備をする 第4章【実践編】言葉を受けとめる 第5章【実践編】感情を受けとめる 第6章【実践編】積極的に働きかける ■■■読者対象■■■ ソーシャルワーカー、生活相談員、施設職員、ケアマネジャー、介護福祉士、民生委員、児童委員、スクールカウンセラー、児童指導員・相談員、医療職・看護職、自治体職員、カウンセラーほか、福祉・介護・医療・看護・学校・自治体・各職場で人から相談を受ける方 ■■■著者について■■■ 大谷佳子 Eastern Illinois University, Honors Program心理学科卒業、Columbia University, Teachers College教育心理学修士課程修了。 現在、昭和大学保健医療学部講師。医療、福祉、教育の現場の援助職を対象に、コミュニケーション研修及びコーチング研修、スーパービジョン研修などを行う。主な著書に「対人援助の現場で使える便利帖」シリーズ5点『聴く・伝える・共感する技術』『質問する技術』『承認する・勇気づける技術』『〈言葉〉以外で伝える技術』(翔泳社)など。
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