73びきのこぶたとパパブタさんは一緒におさんぽ。 途中で、山の上にある小屋を眺めて、パパブタさんが言いました。 「もしもママとけっこんしていなかったら、あんなところにすんでみたかったなあ。 あさはひがしからのぼるあさひをみて、ゆうがたにはにしにしずむゆうひをみるのさ。 それがいちばんのしあわせってもんだぜ」 それを聞いたこぶたたちは、いっせいに「じゃあ、やってみよう!」 ギュウギュウ詰めになって小屋から景色を眺めていると、 すごーくしあわせなきもちになりました。 もういちど、ついでに、さらに。 「もうかえるぞー」
73びきもいる、可愛いこぶた達。 さぞかしにぎやかなんだろうなぁ。 (想像するだけで、ちょっと恐ろしい・・・。) パパブタさんのちょっと待ちくたびれた、ぶすくれた表情も、 思わずわかるわかる!って、うなずいちゃいますよね。
パパブタさんの男のロマン、こぶたたちにもわかってもらえたみたい。 でも、やっぱりかわいいこぶたたちと、ママのところへ帰っていく、 これこそが、しあわせなんだよね、パパ!
ママブタさんの『ママブタさん、いしになる』も、おすすめです! こちらは、なかなか寝ようとしない73びきのこぶたと、 ママブタさんとのやりとりが、愛情たっぷりに描かれていて、 とってもほほえましい一家ですよ。
ある日、山の上の小屋を見て、パパブタさんはいった。「もしママと結婚していなかったら、あんなところに住んでみたかったなあ。朝はのぼる朝日を見て…」それを聞いた73びきのコブタたちは…? パパと子どものふれあいをユーモラスに描く、家族愛が伝わるあったかい絵本。父の日の贈り物にもぴったりです。
お父さんの事を書いて子供が主人公の絵本は沢山ある気がするのですがこの絵本のようにお父さん自身が主人公の本は少ない気がして気に入りこの絵本を選びました。読んでみると絵本自体がとても軽いので娘が寝る時に仰向けになって読んでも手が痛くならないのがとても嬉しく思いました。中表紙と裏表紙も素敵でした。このページを見ているだけで楽しさが伝わってくる気がしました。お父さんが子育てをするのにとてもゆったりとしている姿が素敵でした。 (なびころさん 20代・ママ 女の子1歳)
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