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日本最大の辞書『日本国語大辞典』(13巻)。その編集者が言葉の変化の過程をスリリングに書いた日本語エッセイ。「悩ましい」ということばについて「官能が刺激されて心が乱れる」という意味しか載せていない国語辞典がほとんどだったが、最近は「AかBかの選択は悩ましい問題だ」(苦悩)という使い方をする人が増えている。これは誤用か?実は歴史的には苦悩の意味の古い用例があり、こちらが原義…。ことばは本当に悩ましい!
■ 「うがった見方」は「疑ってかかるような見方」ではない ■ 「悲喜こもごも」を合格発表の描写で使うのは誤り ■ 「まじ! 」は、江戸時代の小説に使用例がある ■ スコップとシャベルはどちらが大きいか?西日本と東日本では違う ■ 「谷」を「や」と呼ぶのは音読みでも訓読みでもない方言 ■ 「あばよ」の語源は幼児語の「アバアバ」
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