親が子どもになるころに ――てんてん、介護問題に直面す。
*
介護は〈第2の親子関係〉の始まり。
そのときが、とうとうやってきた。
「親は今までのような頼れる存在ではなくなり、 私たちが保護する対象になってしまいました。」
「歳を取るということは、 それは若返ることだなあと思ったんです。 ウチの父は中学1年生くらい。」
*
うつ病を患った夫の闘病を描いたコミックエッセイ 『ツレがうつになりまして。』や 対人関係療法の水島広子医師との共著 「それでいい。」シリーズなどがベストセラーになった 漫画家・細川貂々が、 今度は親の介護問題に直面することに。
遠方でのひとり暮らし、幻聴、妄想、認知症、 年金、資産、制度、施設、入院、緊急事態宣言……
そこから見えてきた、 親と自分のこれからの姿――。
解説:青山ゆみこ 「介護という関わり」 (『人生最後のご馳走』『ほんのちょっと当事者』著者)
|