プログラミングなしでアプリケーションを開発できるノーコードや、少しのプログラミングで開発できるローコードの開発ツールの利用が本格化しつつある。
海外では既に多くの企業が取り入れており、国内での利用も進み始めた。マイクロソフトやグーグル、アマゾンといった有力ベンダーもローコードやノーコードのツールを提供し始めている。他のツールも既存のExcelデータなどを元に、簡単にアプリを作成できる。多くのツールはクラウドに対応しており、作ったアプリをパソコンだけでなくスマホやタブレットでもすぐに使えるようになる。
デジタルトランスフォーメーション(DX)のためには、現場でのデジタル化推進が必要であり、ノーコードやローコード・ツールはそのためにも役に立つ。新型コロナ対策のためのテレワークへの対応などでもノーコードやローコードは役立っている。例えばロイヤルは1カ月で新しいシステムを立ち上げた。
本書では企業の事例など国内におけるノーコードやローコードの最先端を追うとともに、上記3ベンダーのツールや国内で人気の高いサイボウズのKintoneなどツールのレビューも掲載している。これからローコード/ノーコードに取り組もうという企業にとって参考になるはずだ。
|