米国で専門医資格を取得した歯科の名医が明かす。 患者にとって本当に必要な根管治療とは?!
歯科医院に行ったときに、 「むし歯が神経にまで進んでしまっていますね。では神経を抜きましょう」と、 言われたことがあるかもしれません。
あの「神経を抜く・取る」と言われる治療が根管治療です。
この根管治療でもむし歯が治せない場合は、最後の手段として「抜歯」 ――つまり歯を抜くことになってしまいます。 いわば、自分の歯を残せるかどうかの瀬戸際で行われるのが根管治療なのです。
著者は、根管治療の専門医の資格をアメリカで取得。 1991年に帰国後、神奈川県川崎市に「三恵歯科医院」を開設して以来30年、 医院には他の歯科医院で根管治療を行ったものの、 痛みや腫れがとれないといった症状を訴える患者さんが駆け込んできています。
不適切・不十分な根管治療を受けたことで、患者さんは痛みがとれないどころか、 抜歯せざるを得ない状況に追い込まれてしまう……。 遅れた歯科治療のツケを患者が負う実情に疑問を抱き、 日本の歯科治療を少しでも良くしたいという思いから始まったのが本書です。
なぜ日本の歯科治療は世界から取り残されているのか? 自分の歯を残すことが身体にとってどれほど大事なことなのか? 自分の歯を残すためになぜ根管治療が必要なのか? 正しい根管治療と、間違った根管治療の違いとは? そして自分の歯を残すためにはどのような生活習慣が大事なのか?
これらの問題について、歯科の名医がていねいにわかりやすく解説。 人生100年時代、歯の健康をどのように守っていけばいいのか、その道筋が見えてくる一冊です。
【目次】 第1章 あなたが知らない、歯科医療のウラ事情 第2章 天然歯は健康寿命をこんなに延ばす! 第3章 根管治療で自分の歯を残せる! 第4章 正しい根管治療と間違った根管治療 第5章 歯を残すための生活習慣
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