新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、我々の社会に大きな課題と変化をもたらした。学校現場では、休校、分散登校、オンライン授業など、多くの課題に対処することになった。感染防止の観点からではあるが、観察・実験が制限された。系統的な理科学習を展開する上で、観察・実験が教材配列通りに実施できなかったことは、何よりも大きな影響をもたらした。 今回の特集では、コロナ禍下において、ICTを活用した先進的な生物の授業実践に取り組まれている2名の方に原稿を執筆していただいた。これらの実践から、ICTを活用した授業づくりの研究が一層進むことになればと思う。 (「主張 新型コロナウイルス感染症と理科授業」より)
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