子ども一人一人がもっている「こうしたい。こうありたい。どうしてなんだろう。なぜなんだろう」という願いや問いを引き出し、 その願いにそった活動や、問いに応じた学びの手立てを用意する。 そうやって子どもの中心軸に寄り添うことで、子どもに安心感が生まれ、その中心軸は太くなり、自己肯定感をもって子どもはたくましく成長していく。 安心感のある学級は子どもの居場所となり、創造的・互恵的な学級文化を創り出していく。そこには、子ども同士が「学びがい」を感じ合える瞬間がいくつも生まれる。 本書では、子どもの願いや問いを、「子どもの声」とし、内なる声を大切にする白坂流学級経営の極意を紹介したい。
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