2020年、小学校英語の教科化の年、JASTEC設立40周年の年。外国語活動から外国語が教科となった今だからこそ考えておくべき、授業成功の条件とは。 実際の授業例を再現した「実践編」では、授業中の効果的な取り組みについて授業者自身がコメントを加え、解説者が丁寧に分析し考察。実践の基盤となる背景知識や理論について解説する「理論編」では、4技能5領域の統合、指導案の作成、評価方法、教材の活用など、すぐに役立つトピックを扱った。 〈日本児童英語教育学会(JASTEC)設立40周年記念企画〉
<目次> ■第1部・実践編 1章 高学年の授業 1節 6年生のティーム・ティーチング授業――言語活動の工夫 2節 5年生のティーム・ティーチング授業――平和への思いを伝える発表活動 3節 5年生の技能統合型授業――単元学習と「書くこと・読むこと」 4節 6年生の「推測して聞く力」を育てる授業――異文化・他教科の題材の導入 2章 中学年の授業 1節 4年生の専科教員による「外国語科」授業――教員とのやり取りから自発的なアウトプットへ 2節 4年生の「他教科連携」授業――題材を重視した授業構築の試み 3節 3年生の児童同士のやり取りを喚起する授業――担任の児童理解を活かす 3章 低学年の授業 1節 1年生のティーム・ティーチング授業――ICTの効果的な活用 2節 1年生の意味のあるやり取りで進める授業――中・高学年を見通したインプット ■第2部・理論編 1章 小学校学習指導要領と外国語活動・外国語科 1節 小学校外国語教育の役割 2節 小学校学習指導要領の理念を実現するために 2章 指導者に求められる英語力と指導力 1節 指導者に求められる英語力と指導力 2節 ティーム・ティーチングの進め方 3章 4技能5領域の指導とその進め方 1節 言語活動とは 2節 「聞くこと」と「話すこと[やり取り・発表]」の目標と指導 3節 認知的な発達段階に応じた「読むこと」「書くこと」の指導 4節 領域統合の指導 4章 授業づくりの視点と指導案の書き方 1節 公立小学校現場の「授業づくり」の現状 2節 今後の「授業づくり」のためのポイント 3節 指導案のポイント――啓林館 Blue Sky 5, pp.4-5を一例にしながら 5章 教材研究の進め方と,教材の活用 1節 教材研究の視点 2節 デジタル教科書・ICT教材の活用法 3節 絵本などの活用法 6章 よりよい評価の在り方と進め方 1節 評価の在り方 2節 評価の進め方 3節 評価の活用事例と作成の手引き 7章 特別支援教育の視点を取り入れた外国語授業 1節 学びのユニバーサルデザイン 2節 英語特有の困難さと具体的な支援例
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