悲しみや苦悩を突き抜けた「生きる喜び」
クラシック音楽エッセイ第2巻は、音楽家たちの悲しみや苦悩、 それらを突き抜けて「生きる喜び」を感じさせる名曲群を紹介する。 自らを鼓舞する時に聴きたいベートーヴェンの「交響曲第3番《英雄》」、 父との確執に勝利したヨハン・シュトラウス二世の才能が迸る「美しき青きドナウ」の他、 モーツァルト以外の人物が作曲した箇所、シューベルトが未完として放置した理由などなど、 作家ゆえの推理も披露する。 読めば読むほど曲の奥行きを感じ、聴いてみたくなる。
※本書は、『至高の音楽』『この名曲が凄すぎる』『クラシック 天才たちの到達点』 (いずれもPHP研究所刊)をテーマごとに再構成したうちの第2巻です(全3巻)。 刊行にあたっては、新原稿を含む大幅な加筆・修正を行なっています。
(以下、目次) 第一章 人生賛歌 第二章 自然・宇宙 第三章 音の愉悦 第四章 天上の音楽
|